日本ビズアップ
財務諸表分析

企業格付け分析の体系

格付とは、金融機関がつける成績表のようなものをいいます。各金融機関は、独自のスコアリングシート(得点表)によって、企業から受け取った決算書に点数を付けています。金融機関の融資の判断材料となります。

企業格付けの目的

①自己査定のルール化のため
自己査定のルールは各銀行が独自に決めることになっています。 極端な差異はありませんが、銀行により、同じ会社でも正常債権であったり、要注意債権になったりします。
各銀行の基準は秘密事項となっています。

②格付けシステム(スコアリングシステム)の基礎知識
倒産した会社と倒産していない会社の財務データをスーパーコンピュータで比較し、倒産確率を測定する仕組みです。


■ 倒産判断の基準
収益性
キャッシュフロー    キャッシュフローと自己資本が70%を占める。
自己資本比率

※「キャッシュフロー」
財務報告書のキャッシュフロー計算書と銀行の言うキャッシュフローは違います。
銀行の言うキャッシュフローは融資返済能力の意味です。


③格付けシステムの効用と弊害

格付けシステムは万能ではないですが、何万人、何千人という銀行員、何百万社という取引先を管理する上では最も効率的です。
格付けシステムでの判断間違い(焦げ付き)は想定範囲として考えています。

«前へ
データベースTOP
次へ»

▲ページトップへ